図書館だより 第1号

人間の霊性進化のために、四つの時代は巡る

現代は、カリユガ期(暗黒時代)にあたると言われています。カリユガ期と呼ばれる暗黒時代がいつ頃から始まったのかは定かではありませんが、数千年以上前から続いていると言われています。しかし今はカリユガの後期で、時代の変わり目にきているサイクルであり、次の時代へと上昇する移行期を迎えつつあります。

時代の変わり目には、大きな混乱が生じると言われています。これまでの膿という膿のすべてを出し切ろうとするがごとく、感染症の脅威、戦争の脅威、自然災害の脅威、飢餓の脅威、犯罪の脅威など様々な脅威が世界に押し寄せてきており、大きな不安や動揺があります。それは物質的な快適さや便利さが大きな向上を遂げた一方で、内なる神性を忘れてしまった人間から崇高なる性質が欠如してゆき、人格や美徳や正義感がそれ相応の向上をしていないためです。それゆえ、とほうもなく大きな峠を越えねばならないかもしれません。しかしその先に、偉大な光明世界が待ち受けているのです。間違いなく光の時代に向かっているわけです。カリユガの時代からクリタ(サティヤ)ユガの時代、つまり暗黒時代から黄金時代・真理の時代へのタイムシフトの準備の時期でもあるのです。

わたしたちは押し寄せてくる様々な脅威に対峙し、内なる神性を胸に刻んでこの峠を超えていかなければなりません。外側(物質世界)にだけ向けられていた人間の意識を、内面(霊性)へと向けるべき時期が来たのです。物質欲だけを満たす生き方から、人間の内なる神性アートマに近づく生き方へと、方向転換しなければならない時期を迎えたのです。物的社会での義務と、霊的存在としての義務の両立をめざすべき時がきたのです。

わたしたちは、どんなに世が暗闇の中にあったとしても落胆せず、天を仰ぎ、慈しみ深い神の御手の中に抱かれていることを信じて、与えられた場所で黙々と自分の務めを果たし、隣人とつながり合い、共に分かち合って神の栄光を祈り、感謝を捧げて、神と人への愛に生きる者とさせていただきたい、と願います。

四つの時代

いにしえの教えより

クリタ(サティヤ)ユガ(黄金時代・真理の時代)

クリタ(サティヤ)ユガ(黄金時代・真理の時代)
宇宙の調和と秩序を司るダルマ(正義)が守られ、維持される時代。ダルマに則って、人の守るべき本分が遵守され、常に神に意識を向け、神に最も近づく覚りの時代。

トレータユガ(銀の時代)

ダルマの実践が、4分の1欠如する時代。
ダルマを守り維持するという意識が少しずつ薄れ、ダルマの実践が徐々に下降し始める。

ドワーパラユ(銅の時代・疑いの時代)

ダルマの実践が、半分欠如する時代。
正しい生き方(ダルマ)の実践は下降線をたどり、人の守るべき本分(ダルマ)が遵守されなくなって、心の平安を欠くようになる。
人間のモラルが低下して、調和が失われていく時代。

カリユガ(鉄の時代・暗黒時代)

カリは最悪、ユガは時代の意。
ダルマの実践が、4分の3欠如する時代。
ダルマに則った正しい生き方が75%以上失われる暗黒時代。正義がすたれて、悪がはびこる。徳がなおざりになり、神を完全に見失っている時代。
人の心が荒廃し、神ではなく、お金だけを信じる物質信仰の時代であり、物質至上主義者が増えて、神から最も遠く離れた時代。

「ダルマとは、宇宙全体の秩序と調和を維持するための正法であり、人として守るべき本分であり、神の摂理です。ダルマの実践とは、何が正しい行いかを理解して実行することです。『徳』はダルマの基盤です。その中で、愛(プレーマ)以上に価値のあるものはありません。愛(プレーマ)よりも大きな力は存在しません。愛(プレーマ)よりも大きな財産はありません。愛(プレーマ)は最高の美徳です。愛(プレーマ)は、常に助け、決して傷つけません。愛(プレーマ)を正しく使うこと、これより偉大なダルマはありません」

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