ラーマーヤナ

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9.ラーマの旅立ち

木の皮の服をまとったラーマとシーターとラクシュマナの三人は、馬車のある場所まで歩きました。そこにはたくさんの人々が集まってきていました。ラーマは王国の人々に向かってこう言いました。「アヨーディヤーの人々よ、私のことを思ってくれるなら、私に示...
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10.バラタの驚き

三日後、スマントラは悲しい気持ちでアヨーディヤーに戻りました。すぐにダシャラタ王に会いに行くと、王は死人のようなありさまでした。王にとって、ラーマとの別離はあまりに耐えがたいものでした。王はただひたすら、「ラーマ、ラーマ、ラーマ……」と言う...
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11.バラタ、ラーマのゆくえを求めて

スマントラとグハ王の二人と別れた後、ラーマとシーター、ラクシュマナの三人はガンジス河を渡り、舟を向こう岸につけると、そこから人里離れた場所へとさらに歩みを進め、森に入りました。木陰を見つけると、ラーマはラクシュマナに言いました。「今夜は、こ...
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12.ダンダカの森

バラタ一行が都アヨーディヤーへと戻るのを見送った後、チットラクータ山では多くの聖者や修行者たちがラーマのもとに集いました。道を求める人々は、神の化身ラーマと過ごすときを心待ちにしていたのです。ここでは宗教宗派の区別はなく、さまざまな宗教の修...
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13.ラーヴァナの妹シュールパナカー

ラーマ一行は大聖者アガスティヤの意向に従い、パンチャヴァティーの森をめざしました。木々がうっそうと生い茂り荒れ果てた森の中を、一行はひたすらマントラを唱えながら奥へ奥へと進んで行きました。するとその向こうに、聖者アガスティヤが教えてくれたと...
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14.金色の鹿

ラーマへの思いを断ち切ることができなかったシュールパナカーは、シーターを誘拐することを思いつきました。彼女は激しい怒りと嫉妬をかかえたまま、ランカー島に住む兄ラーヴァナの元へと向かったのです。そしてラーヴァナに会うなり、シーターという大変美...
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15.シーターの嘆き

シーターは大魔王ラーヴァナによって、遠く離れたランカー島に連れてこられました。ラーヴァナはランカー島の山の頂きに広大な敷地と豪華な王宮をもち、ここからすべての悪魔たちに指令を出し、ランカー国を統治していました。ラーヴァナはシーターを宮殿に招...
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16.鳥族の王ジャターユ

ラーマとラクシュマナの二人が急いで庵に戻ったときには、もうそこにシーターの姿はありませんでした。二人はシーターを捜しまわりました。ラーマは涙を流しながら、愛するシーターを見なかったかと鳥や動物や木々や草花にたずね回りさえしました。喜びも苦し...
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17.カバンダに会う

ラーマとラクシュマナはシーターを捜しながら森の中をさ迷っていると、突然後ろの方でものすごい音がしました。二人が振り向くと、巨大な妖怪が森の茂みから出てきました。妖怪は頭も足もなく、巨大な胴体に毛がいっぱい生えていて、胸の真ん中に目が一つだけ...
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18.シャバリーとの出会い

翌日、ラーマとラクシュマナの二人は天人ガンダルバの言葉に従って、パンパ湖のほとりにあるシャバリーが暮らしている庵に向かいました。その庵は以前、聖者マタンガが修行を行っていた場所でした。シャバリーはとても献身的に聖者に奉仕し、常にラーマを瞑想...