ラーマーヤナ

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著者ヴァールミーキについて

インドの大叙事詩「ラーマーヤナ」を書き著した最高の詩人ヴァールミーキは、かつてラトナーカランという名の盗賊でした。森を通りかかる旅人を襲っては盗みを働いて、妻と三人の子供を養っていました。残酷な男で、神とか道徳とか倫理などはまったく考えたこ...
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3つのグナ

現象世界プラクリティに潜む三つの性質(グナ)について人体は食物鞘と呼ばれる肉体だけではなく、生気鞘(エーテル体)、心の鞘(アストラル体)、理智鞘(メンタル体)、歓喜鞘(霊体、魂)という五つの鞘、五つの体で構成されています。この五つの鞘をもつ...
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1.神々の悩み

魔王ラーヴァナは学問の知識があり、高い教育を受けた学者でもありましたが、かれはダルマ(正法)の原理に背き、人格が欠如していました。邪悪な想いを野放しにし、言葉ではもっともらしく装うが、ラーヴァナの心の中にあったのは自己中心的な野望を遂げるこ...
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2.ラーマの誕生

聖なるガンジス河に流れ込むサラユー川の岸に、名高いイクシュヴァーク王家が代々統治してきたコーサラという平和な大国がありました。このコーサラ国の首都アヨーディヤーに築かれた都城で、当時の王様ダシャラタは息子の生まれることを願って、盛大な供犠祭...
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3.聖者ヴィシュワーミトラの訪問

ラーマをはじめとする四人の息子が十四歳に達すると、ダシャラタ王は息子たちの結婚について考えました。少年が堕落することがないように、結婚式を早くに執り行うのは当時の伝統でした。息子たちが十四歳の春を迎えることとなったある日、ダシャラタ王は王宮...
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4.森の中で

ヴィシュワーミトラに伴われて、ラーマとラクシュマナは森の中へと足を踏み入れました。食事は森の中にある果実や木の実や草の根などでした。今こうして偉大なる神の化身ラーマと共に時を過ごせていることは、ヴィシュワーミトラにとって無上の喜びでした。そ...
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5.ヴィデーハ国の首都ミティラーへの旅立ち

ヤグニャ(供犠)が終わると、ジャナカ王が統治しているヴィデーハ国の首都ミティラーから一人の使者が到着し、ジャナカ王からの手紙をヴィシュワーミトラ仙に手渡しました。それはジャナカ王が行うヤグニャ(供犠)に、ヴィシュワーミトラに加わってほしいと...
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6.ラーマとシーターの結婚

会場ではシヴァ神の弓を持ち上げたラーマを称え、音楽家たちがさまざまな楽器を携え聖なる歌を捧げました。ジャナカ王の喜びはとどまるところを知りませんでした。ジャナカ王は手に花輪を持っている娘シーターを伴って、直ちにラーマの前に進み出ました。「ラ...
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7.コーサラ国の首都アヨーディヤーに帰還

結婚の儀式が終了すると、ダシャラタ王の一族はアヨーディヤーに向けて出発しました。その旅の途中、聖賢パラシュラーマが突然現れ、皆を驚かせました。パラシュラーマは、十六の聖なる光輝のうち自分にそなわっていた一つをラーマに譲り渡すという、神聖な目...
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8.ダシャラタ王の嘆き

ある夜のこと、心身ともに弱くなり自らの衰えを感じたタシャラタ王は、もうこれ以上国を治めていく力は自分に残っていないとさとり、しかるべき後継ぎに王国を譲り渡すことにしました。翌朝、ダシャラタ王は大臣スマントラを呼び、王国の後継者にふさわしい者...